首都圏電鉄京義・中央線(しゅとけんでんてつキョンイ・チュンアンせん)は、ソウル首都圏の首都圏電鉄を構成する運行系統の一つである。ラインカラーは●翡翠色。
大韓民国京畿道坡州市にある都羅山駅から京義線を経由しソウル特別市中区にあるソウル駅を結ぶ運行形態と、加佐駅から龍山線・京元線・中央線を経由し、京畿道楊平郡にある砥平駅を結ぶ運行形態から構成される。全線を韓国鉄道公社(KORAIL)が運営している。
2014年12月27日に龍山線が全面開通したことにより、それまでの首都圏電鉄京義線と首都圏電鉄中央線を接続して運行を開始した。当系統のうち旧・首都圏電鉄京義線の区間を京義電鉄線、旧・首都圏電鉄中央線の区間を中央電鉄線と呼称することがある。
路線概要
各路線の詳細は各路線項目を参照。
- 京義線
- 運行距離:56.0km(都羅山駅 - ソウル駅)
- 電気方式:交流25kV・60Hz、架線集電方式
- 2009年7月1日【電車運行開始】デジタルメディアシティ駅 - ソウル駅【複々線化】花田駅 - デジタルメディアシティ駅【電化・複々線化】陵谷駅 - 花田駅【電化・複線化】文山駅 - 陵谷駅
- 2012年12月15日【複々線化】デジタルメディアシティ駅 - 加佐駅(龍山線の線路を増設)
- 2014年10月25日【再開業】江梅駅(電鉄線開業時にいったん廃止)
- 2015年10月31日【駅新設】野塘駅
- 2020年3月28日【電化】臨津江駅 - 文山駅
- 2021年12月11日【電化】都羅山駅 - 臨津江駅
- 2022年12月17日【電車停車開始】雲泉駅
- 龍山線
- 運行距離:7.0km(加佐駅 - 龍山駅)
- 電気方式:交流25kV・60Hz、架線集電方式
- 2012年12月15日【電化・複線化・営業再開】加佐駅 - 孔徳駅
- 2014年12月27日【電化・複線化・営業再開】孔徳駅 - 龍山駅
- 2016年4月30日【駅移設】孝昌公園前駅(旧孝昌駅)
- 京元線
- 運行距離:12.7km(龍山駅 - 清凉里駅)
- 電気方式:交流25kV・60Hz、架線集電方式
- 1978年12月9日【電化・複線化】龍山駅 - 清凉里駅
- 2005年12月16日【運行形態変更】龍山駅 - 清凉里駅を中央電鉄線(現:京義・中央線)へ分離
- 中央線
- 運行距離:62.1km(清凉里駅 - 砥平駅)
- 電気方式:交流25kV・60Hz、架線集電方式
- 2005年12月16日【複線化】清凉里駅 - 徳沼駅
- 2007年12月27日【複線化】徳沼駅 - 八堂駅
- 2008年12月29日【複線化】八堂駅 - 菊秀駅
- 2009年12月23日【複線化】菊秀駅 - 龍門駅
- 2010年12月21日【駅新設】上鳳駅・梧浜駅【複々線化】上鳳駅 - 忘憂駅(京春線の線路を増設)
- 2017年1月21日 【電車運行開始】龍門駅 - 砥平駅
歴史
- 2014年12月27日:龍山線孔徳 - 龍山間の開通に伴い、京義電鉄線と中央電鉄線の相互直通運転を開始、京義・中央線となる。
- 2015年10月31日:野塘駅が開業。
- 2016年4月30日:孝昌駅を孝昌公園前駅に改称の上、営業再開。
- 2017年1月21日:中央線龍門 - 砥平間が延伸開業。
- 2020年3月28日:京義線臨津江 - 文山間が延伸開業。
- 2021年12月11日:京義線都羅山 - 臨津江間が延伸開業。
- 2022年12月17日:雲泉駅に停車開始。
車両
- 321000系電車
- 331000系電車
- 319000系電車(319x05Fのみ)
過去の使用車両
- 1000系電車
- 5000系電車 → 321000系電車へ編入。
- 6000系電車(2007年1月より営業開始) → 321000系電車へ編入。
運行
北端の都羅山駅から南端の砥平駅まで直通する列車はなく、臨津江駅と文山駅で運転系統が完全に分離されている。
都羅山 - 臨津江
- 毎月第2金曜日1往復のみの運行。
- 都羅山駅は民間人出入統制区域内にあるため、この区間の乗車には臨津江駅での入境手続きが必要。また、この区間では首都圏電鉄の首都圏統合料金制が適用されない。
臨津江 - 文山
- 1日の運転本数は平日2往復、土休日4往復のみである。
文山 - 砥平
急行
- 文山 - 龍山間は平日朝ラッシュ時に下り3本と上り2本、平日夕ラッシュ時に上り2本と下り1本のみ運行。
- 2021年1月5日に雲井駅と野塘駅と炭峴駅に全列車が停車するようになった。
- 龍山 - 龍門間は平日朝ラッシュ時に上り2本、平日夕ラッシュ時に下り2本のみ運行。
緩行
- 文山 - 徳沼間はラッシュ時には約9〜15分間隔、日中には約10~20分間隔で運行。
- 徳沼 - 龍門間はラッシュ時には約9〜20分間隔、日中には約20〜40分間隔で運行。
- 龍門 - 砥平間は平日は1日6往復、土休日は1日5往復のみ運行。
文山 - ソウル
急行
- 平日朝ラッシュ時に下り2本、平日夕ラッシュ時に上り2本、平日日中に5往復のみ運行。
- 2021年1月5日に雲井駅と野塘駅と炭峴駅に全列車が停車するようになった。
緩行
- 文山 - ソウル間はラッシュ時には15~30分間隔、日中には1時間間隔で運行。これは京釜線方面のKTXや一般旅客列車の回送列車の本数が多く、増発が困難なためである。
駅一覧
- ●:停車、▼:下りのみ設定、|:通過
- 緩行は各駅停車であるため省略。
- ◎:急行電車の始発・終着駅。
京義線区間
龍山線・京元線・中央線区間
脚注
出典
関連項目
- 京義線
- |中央線
- 龍山線

![【車内自動放送】首都圏電鉄1号線 ソウル駅ゆき【ソウル交通公社1000系車両・ノーカット】(2023年12月収録)[158]Seoul](https://i.ytimg.com/vi/ZCji0FDq0dQ/maxresdefault.jpg)

