2-イソプロピル-3-メトキシピラジン(英: 2-Isopropyl-3-methoxypyrazine)は、化学式C8H12N2Oで表されるピラジンの誘導体の一種である。IPMPとも略記される。2-イソブチル-3-メトキシピラジン同様、嗅覚閾値0.002ppbと非常に強力な匂いを持つ。 消防法に定める第4類危険物 第2石油類に該当する。
自然界での存在
天然にはダイズやジャガイモなどに存在し、2-イソブチル-3-メトキシピラジンとともにピーマンの香りを構成する上で重要な物質である。成熟したピーマンの方が含有量が多く、赤ピーマンにも緑ピーマンより少ないながら存在する。加熱調理しても減少しない。
用途
ポテト製品のフレーバー改良剤として0.02~0.05ppmほど使用される。意図せず混入すると、カビ臭をもたらす異臭原因物質となる。
脚注
参考文献
- 印藤元一『合成香料 化学と商品知識』化学工業日報社、2005年、720頁。ISBN 4-87326-460-X。


![1イソプロピルアミノ3[p(2メトキシエチル)フェノキシ]2プロパノール 化学物質情報 JGLOBAL 科学技術総合](https://jglobal.jst.go.jp/images/chemical/detail/000/311/J31.137E.png)

