ブラインドスポットモニター(英:blind spot monitor)とは、運転席側、助手席側、後方含む車外に位置する他の自動車(車両)を検出するシステムである。
ブラインドスポット・インフォメーション・システム(死角情報システム、英:Blind Spot Information System)と呼ばれることもある。
概要
自動車の車体、ドアミラー等に内蔵されたカメラまたはセンサー、ミリ波レーダー等で、車外の状況を監視する。
自動車の運転手が走行中に車線変更する場合、死角に入った側面または後方の自動車(車両)への衝突を防ぐため、運転手に、視覚的、聴覚的、振動的に警報を発する。
また運転手が駐車スペースから後退出庫する場合に、後方左右から接近する自動車(車両)を警告する製品もある。
各社のブラインドスポットモニター
- ボルボ
- BLISは、ボルボが開発した死角情報システム(Blind Spot Information System)の頭文字である。
2001年、コンセプトカーボルボ・SCC(Safety Concept Car)に死角情報を運転者に警告する技術を導入した。
2007年、世界で初めてボルボが市販化。ドアミラーのカメラで死角領域をなくすシステムを ボルボ・S80に最初に導入した。
2013年にはレーダー方式も採用し、車両の側方と後方に監視範囲を拡大している。
2019年、ステアリング・アシスト付BLISTM(後車衝突回避支援機能付ブラインドスポット・インフォメーション・システム)を追加した。
- マツダ
- 日本の自動車メーカーで初めてマツダがBSM(ブラインド・スポット・モニタリング)を導入した。
2008年、CX-9の上級グレードに装備し、その後オプションパッケージとしてCX-8、CX-5、CX-3、アテンザ、アクセラ 、デミオにも装備。
- 日産自動車
- ブラインドスポットワーニング(BSW) - 後側方車両検知警報。
- インテリジェント(BSI)- 後側方衝突防止支援システム。
- 後退時車両検知警報(RCTA) - 後退時に後方車両との衝突回避する装置。
- トヨタ自動車、スズキ、ダイハツ
- ブラインドスポットモニター(BSM)。
- 本田技研工業
- ブラインドスポットインフォメーション
- スバル
- スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)。
- 三菱自動車工業
- 後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)。
出典
関連項目
- 先進運転支援システム
- 自動車の安全技術
- デジタルミラー 、(デジタルアウターミラー)
- アラウンドビューモニター
- バックカメラ




