ツリフネソウ属(学名:Impatiens)は、ツリフネソウ科の1属で、900種以上が知られる。日本では、ツリフネソウ、キツリフネ、ハガクレツリフネなどが自生する。ホウセンカやアフリカ原産のアフリカホウセンカ、園芸用に品種改良したニューギニアインパチェンスなどもよく栽培されている。
特徴
草本であるが、基部が木質化する種もある。葉は互生、または対生。花は葉腋から単独に出るか、散房状に出る。萼片は3枚で、稀に5枚。下方のものが袋状になって、下に曲がるか渦巻き状になる距を持つ。花弁は5枚で、左右のものはしばしば2枚ずつ合着する。果実は肉質の蒴果で縦に裂け、その際に裂片が勢いよく巻きながら種子を飛ばすことが多い。
主な種
脚注
参考文献
- 青山潤三『決定版 山の花1200-山麓から高山まで』平凡社、2003年8月。ISBN 4582542336。
- 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎、亘理俊次、冨成忠夫 編『日本の野生植物 草本II離弁花類』平凡社、1982年3月17日。ISBN 458253502X。
外部リンク
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-) BG Plants 和名−学名インデックス(YList)
- 日本のレッドデータ検索システム「Impatiens」 (エンビジョン環境保全事務局)




